NEWS PAPER東山便り

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東山デンタルクリニックの、院内新聞

「医療法人PBC」に込められた、健康への思い

こんにちは、歯科医師の長縄直子です。この記事を書いているのは5月初めですが、連日コロナウイルスの報道が続いています。自粛自粛の毎日で、皆さんストレスが溜まっていませんか?そしてこの新聞が発行される6月には世界はどうなっているのでしょうか・・・良い方向へ向かうのを願っています。

話は変わりますが、東山デンタルクリニックは「医療法人PBC」という名前の医療法人です。では、このPBCとは何の略かわかりますか?古くからの故事、「予防に勝る治療はなし」の英語バージョン、「Prevention is better than cure」の頭文字をとったものなんです。

東山デンタルクリニックの大切にしていることは、何よりも予防。患者さんが病気になる前に予防し、笑顔で通い続けてもらえるように、との院長の思いがギュッと詰まったネーミングです。今回、この記事を書くにあたってこの故事を調べていたところ、中国伝統医学が教える予防と治則(治療原則)という面白い記事を見つけました。実はこの故事には続きがあって、「予防は治療に勝るが、養生は予防に勝る。」と続くそうです。

中国伝統医学には、古来、「未病を治す(未だ病まざるを治す)」という言葉があり、予防の大切さを教えています。さらに、「早老の原因は養生を知らないことにあり」として、飲食に節度を持ち、起居(活動と休息)には規律を持ち、みだりに過労(ストレス)はしないようにすると、肉体と精神は充実し長生きできるが、それに反すると早く老いてしまうと教えています。この考えは2000年も昔に書かれた本に載っているようですが、今聞いても、なるほどと思うことが多いですね。

今、世の中はコロナ禍で、皆さん不安な日々が続いていると思います。1日も早く収束してほしいけれど、今後ウイルスが短期間でゼロになるとは到底思えませんよね。もちろん、きちんと感染対策を取ったうえで、うまく折り合いをつけて生活していくことも必要になってくると思います。その中で、クリニックに予防のためにメンテナンスに通うことは不急ではあるけれど、決して不要ではないと思います。

今は不安でクリニックに通えない日々が続いても、きちんと体調を整え(養生)、歯については丁寧な歯磨き、ホームケアを行い、また笑顔でメンテナンスに通っていただける日が来ることを、スタッフ一同楽しみにお待ちしています♪

 

東山デンタル院内新聞(20年6月号)より

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