MURMUR院長のつぶやき

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東山デンタルクリニック院長のひとりごと

PHIJ名古屋コースで講義を行いました

先日、私が関わっている PHIJ(Perio Health Institute Japan)というスタディーグループで、歯周病について講義をさせていただきました。

 

PHIは、アメリカの歯周病専門医たちが「良質な歯周病治療を世界に広める」ことを目的に設立した教育グループで、その日本部門がPHIJです。
PHIJでは「治療」だけでなく「予防」に重きを置き、“世界基準の良質な予防歯科医療を日本に広める” ことを理念としています。私自身もこのグループで学びを深めてきましたが、数年前からは講師として携わるようになり、毎回、参加される先生方や衛生士さんの熱意から多くの刺激をいただいています。

PHIJのコースでは、う蝕学や歯周病学などの基礎理論に加え、MTM(メディカルトリートメントモデル)という実践的な診療システムを6か月間にわたって学びます。このMTMは、山形県酒田市で開業されている熊谷崇先生が築き上げた世界的にも有名な予防歯科モデルで、参加医院は学びを自院に落とし込みながら、チームで成長していきます。

「虫歯をどう治すか」「歯周病をどう手術するか」といった技術は、歯科医師が努力して身につけることができます。しかし、予防歯科の実践には、歯科医師だけでなく、歯科衛生士、アシスタント、受付といった全スタッフが同じ理念を共有し、一つのチームとして取り組むことが不可欠です。
今回も全国各地から、志高い院長先生方と歯科衛生士の皆さんが集まり、2日間にわたって真剣に学び合いました。その姿に触れ、私自身も改めて「予防歯科が持つ可能性」と「この仕事の尊さ」を実感しました。

今回は当院の歯科衛生士の高橋に加え、水野も講演いたしました。緊張の中とても良いお話をしてくれました。

次回12月の名古屋コースは今期の最終回で、各医院が半年間の成果を発表する感動の回です。
すべての医院がサティフィケートを受け、それぞれの地域で**“真の予防型歯科医院”**としてさらに進化していくことを心から願っています。そして私も、同じ志を持つ仲間たちとともに、
**“日本中の人が、もっと健康で、もっと笑顔でいられる社会”**を目指して歩み続けたいと思います。

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